秋の大太鼓ワークショップ in 戸隠

和太鼓奏者・佐藤健作さん講師による
秋の大太鼓ワークショップ in 戸隠「大太鼓を打つ!全身力を引き出す!」

ウィリアム・リード先生が、参加させていただきました。


佐藤健作さんは、98′サッカーWC・フランス大会閉会式で次期開催国代表として大太鼓を演奏。

また、和太鼓界初となる文化庁芸術祭新人賞を受賞という、国内外で活躍されていて抜群の腕前と輝かしい経歴をお持ちの方。

それでいて、気取らずユーモアがあり親しみやすく、とても人間味溢れる方なのです。

当日のセミナー会場は、佐藤さんが普段から稽古されいている、霊地・戸隠にある「是色館」です。

内容はというと、リード先生もおなじみ!「ひもトレ」と「バランス(1本)下駄」を用いて、カラダのバランスや動きの質を向上させるというもの。

また佐藤さんならではの大太鼓を打つためのトレーニングを身振り手振りでユーモアも交えながら楽しくレクチャーしてくださいます。

きっとリード先生ならお手のもの!と思いきや、、、
なんだか勝手がちがうのか、和太鼓を打つための動きも取入れられているのか・・
苦戦模様。。

しかし、この動きのトレーニングは、今後の生活にもとても参考になりそうだと序盤からひしひしと感じさせられる一幕でした。

そして、いよいよ和太鼓3台の登場!
なかでも目を引くのが、個人所有世界最大級といわれる大太鼓「不二(ふじ)」です。

佐藤さんがお手本で何度と惜しげもなく打ってくださるのですが、その言い表せない音色と振動はまさに別世界!

余韻までもが格別でした。

まさか、これを打てるなんて!と
セミナーであることも忘れたかのように
リード先生もウキウキと童心です!笑

裸足で打つ太鼓。

バランス下駄を履いたまま打つ太鼓。

時にはスキップしながら打つ太鼓。

序盤のトレーニングがここで生きてくるのです。

始めは軽い音色だったものが、
驚くことに後半はずっしりと重みのある音色へと変化。
太鼓の振動や音が、前後の変化をわかりやすく教えてくれるのでした。

2本のバチでそれらの大太鼓を打つと、かなりの衝撃。
想像以上にとても体力が必要なのです。

また思いっきり打ったあとの、
じぃぃーーーんと深く重く心に響く音や余韻。

その何とも言えない爽快感からか、
リード先生はとにかく一心不乱に汗を流し、打ち続けたのです。

長時間打ち終わった後も、リード先生は疲れた表情さえも見せずに
とても生き生きとしています。

普段のストレスなどが、まるでバッサリと落ちたかのように
清々しい印象でした。

そして、普段からも ひもトレ や 合氣道 など 様々な鍛錬をしているリード先生でさえ、今回のトレーニング前後は、カラダの伸び具合や柔軟度合が格段に向上していたのです。

和太鼓は古来より、祭礼・歌舞伎・能・神社仏閣にて儀式等に用いられ、神々を崇め、自然を慈しみ、また人々を癒してきました。
日本神話の天岩戸の場面でも桶を伏せて音を鳴らしたとも伝えられています。
それが和太鼓の起源なのでしょうか。

改めて日本文化の奥深さをしみじみと感じることができた1日なのでした。

佐藤健作さん、また当日一緒に受講の方々、本当にありがとうございました。

[余談]

せっかくの戸隠。まずは戸隠の神々にお参りして、おいしい戸隠そばを思いっきり堪能。

その甲斐あってか、トレーニングにも全力で打込めることができたのでした!笑

佐藤健作 WEBサイト:http://tihayable.jp
まるみつ ひもトレ:http://www.m-bbb.com