【霊山 金峰山登拝】
霊峰 富士山は世界に誇る日本の最高峰の霊山であることは、敢えて言挙げするまでもありません。

しかし、古代から中世にかけ金峰山が、富士山と双璧をなし一対の霊山であり、全国から信仰を集めたことは現代ではあまり語られることはありません。

往時、富士山だけでは片手おちだともいわれ、金峰山への登拝が盛んになり、富士山と金峰山をつなぐ道は「道者街道」と呼ばれました。武蔵御嶽神社や秩父三峰神社などの信仰も甲州の金峰山の信仰を根源としているとも伝わっております。

金峰山へのいにしへの登拝ルートは9つあり、山梨県山梨市牧丘町の杣口(そまぐち)ルートは最古のルートであり今もその森厳を残しております。

杣口筋の要となる山梨県山梨市牧丘町杣口に鎮まる金櫻神社において、167年ぶりとなる拝殿建替御造営されます。

令和6年8月竣工に先立ち、杣口筋の古道を金櫻神社宮司小田切先生をはじめ甲州修験の皆様(放光寺様、円照寺様、華光院様、龍光院様、福性院様、福蔵院様、大蔵経寺様、塩澤寺様、高尾山薬王院様)とともに辿り、元宮・金峰山にて奉告祭を斎行致しました。

金峰山信仰の最古の登拝ルートと評される杣口筋に鎮座する金櫻神社の拝殿の建替えは安政4年以来167年ぶりとなります。

宮司先生から本事業は歴代神職並びに有縁祖先の思い深き事業であり、歴代が書き残されたものには常に報本反始の言葉が記されておると伺っております。

金峰山五丈岩の元宮に奉拝する特別な機会に同行させていただき、感無量でござました。
保坂先達様初めて諸々お力添え頂きました皆様も本当にありがとうございました。

金峰山信仰の復権がこれを機会に改めて始まる記念すべき日となりました。

(参考)杣口金桜神社奥社地遺跡 調査報告書
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