山梨県甲州市にある乾徳山恵林寺にて、
和の杜講師ウィリアム・リード氏が書道パフォーマンスを行いました。
ヒモトレ

アメリカ出身であるウィリアム・リード氏は、書道十段。

リード氏の取り組みは武士道や禅など、様々な日本伝統文化の知恵や技術を現代生活に応用する方法や、キャリアデザイン、英語でのプレゼンテーション技術など多岐にわたります。

その中でも中核にあるのは「書道」と「合気道」とのこと。

リード氏は書道だけではなく、合気道八段をも持つ腕前。
合気道で培った体捌きと呼吸法は書を書く際にも大きく関係すると言います。

残暑残る9月半ば、乾徳山恵林寺の境内。

一歩足を踏み入れると、そこには美しく手入れの行き届いた心地の良い空間が広がっています。

そんな厳かな場所で今回は書道パフォーマンスをさせて頂きました。

この日も、恵林寺には多くの観光客や地域の方で賑わっていました。
しかし、リード氏が目を閉じると行き交う人々は足を止め、筆を取ると賑わっていた場が静まる。
去り行く夏を惜しむように、残り少ない日々を懸命に生きる蝉の声だけが響いていました。

ひとたび大きな筆をにぎれば、刀のごとく、また力強くかつ繊細に書きおろす姿は、まさしく武士のようでした。

今回書かれた文字は
「喫茶去(きっさこ)」

禅語の一つであるこの言葉は
”お茶を召し上がれ”というただそれだけの言葉。
相手に対して好き嫌いなど様々な感情や儀式などは関係なく、理屈抜きに一杯を差し出すことこそ禅の心に通じる。

茶道は女性のイメージがありますが、
実は武士のたしなみだったと言われています。
なぜ茶道は武士のたしなみだったのでしょうか。

恵林寺では座禅のほかお茶会も開かれています。
機会があればお茶会に参加してその答えを見つけてはいかがでしょうか。

詳細は下記より。

恵林寺HP(https://erinji.jp)

恵林寺Facebookページ(https://www.facebook.com/erinji/)

恵林寺寺子屋(https://www.facebook.com/erinjiterakoya/)

今回使用した和紙は430年の歴史をもつ山梨県身延町の西嶋和紙を使用しております。
(有)山十製紙さんが漉いてくださったおおむらさきは日本画用とのことですが、
機械漉きでは出せない良い風合いがあり、今回の試みで、書にも向いているということがわかりました。厚手の紙で写真などを印刷することも可能のようです。

(有)山十製紙Facebookページ
https://www.facebook.com/yamaju.seisi/

おおむらさき公式ページ
http://www.omurasaki.jp

恵林寺の古川老師様、職員様。
(有)山十製紙様
ご協力ありがとうございました。
カテゴリー: イベント

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